ライティング初心者が知っていると便利!読まれて伝わる文章構成の型とは

ノートにメモをする

ブログや記事を書いている時、途中で何を書いていいのか分からなくなって手が止まる、書いている途中に閃き盛り込む間に伝えたい内容から逸れて書き直す、ということはないでしょうか。

読み手に伝わり最後まで読まれる文章を書くとき、一番はじめにやっておく必要があるのが、書く前に構成を先につくることです。

文章を書くのが得意な人ほど、ブログなど書き始めたら内容が頭の中にどんどん浮かんでくるかもしれません。

しかし読み手にきちんと伝わる文章にするためには、自分の感覚で書き進めるのはおすすめしません。

人が最後まで読み進めたくなる文章、伝えたいことが伝わる文章にはきちんと型(構成)があるのです。

おきさや

また構成をしっかりと作っておけば、途中で作成に間が空いたとしても、何書こうと思っていたんだ?と悩まずにすぐに再開することができるので、とても助かります♪

今回はそんなに読まれる文章をつくるために覚えておくと便利な構成についてお伝えしますね。

目次

そもそも文章構成ってどういうもの

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そもそも構成というのは、なにをどの順番で伝えるのかを決めている文章の流れです。

文章の流れ、書く内容を先に準備し配置を作っておけば、途中で書くことが分からなくなる、余計なものを詰め込み過ぎ主張から逸れて伝えたいことを見失うなんてことはなくなります。

人は基本的に思考が散漫になりやすく、外部の影響を受けやすいです。

そのため書きながらいろいろと思考が飛んでしまい、理論的な文章を書けなくなってしまうことが多々あるんですね。

とくにワードプレスの記事など、かっちりとした文章を書く場合は最低でも3000文字は必要。文章が長くなればなるほど構成準備は大事。

たとえば旅行に行く時も、自分がその土地で体験したい事(ゴール)を決めておいて、ゴールを達成するために、どの時間にどのルートで行くかどこで食事をするか、など事前に調べ大まかに決めておきますよね。

そうすることで目的(ゴール)が最大限、達成されるからです。

文章も、読み手に最後まで読んでもらえ望む行動をとってもらうため(ゴールを決め達成するために)、どんなことをどんな手順で伝えるか、どんな内容を入れておけばいいのか、をあらかじめ先に決めておく必要があります。

おきさや

思いつくまま、行き当たりばったりではゴールにたどり着けない!

構成をつくるための必要な要素としては

・結論(メッセージ、主張)
・説明
・理由
・根拠
・事例

などの素材を集めておくことが必要です。

構成のなかに、この素材を入れ込んでいくのですが、文章をつくるためにとても大事な材料になるので、しっかりと準備しておきましょう。

読まれて伝わる文章をつくる文章構成とは

アイディア

読まれて伝わる文章をつくるためには構成が大事だとお伝えしていますが、この構成を覚えて使いこなすことで

・読み手が分かりやすく伝わる文章
・売れる文章
・読み手の行動を促す文章
・読み手を感動をさせることのできる文章
・読み手が思わずファンになる文章

というのを意図的に作ることができます。

あなたが今回の記事で読み手にどのようになって欲しいのか、なにを得てほしいかによって使用すると良い構成の型も少しずつ変わります。

おきさや

どんな文章であれ、小説やエッセイなどでなければ、基本的に決まった型があります。

今回はそのなかでも、ライティング初心者が覚えておくと便利で、また様々な応用も利く2つの代表的な型についてお伝えしますね。

1.PREP法

PREP法とは、いろいろな記事で使える構成の型です。

他の型を覚えていなくても、まずはこれを覚えておけば、分かりやすい記事を書けるのでぜひこの書き方を覚えてみてくださいね。

このPREPとは

P=POINT(結論)
R=REASON(理由)
E=EXAMPLE(事例・証拠)
P=POINT(結論)

の頭文字を取ったものになります。

まず結論から始まって、その結論に至った理由を伝えていきます。

読み手は知りたいことの答えをはじめの段階で知れるので一旦はスッキリしますよね。

しかし結論だけだと読み手は、それはどうして?となります。

より説得力や信頼性を高め読み手に納得してもらうために、その結論の裏付けとなる具体的な事例や証拠となる理由を伝えます。

そして最後にまとめとしてもう一度結論を伝えて、読み手にあらためてその結論を落とし込んでもらうのです。

このPREP法のとくに良い部分は結論を先に伝える部分なんですよね。

というのも、多くの人は毎日忙しく時間がない中、何かの記事を読むときは電車や移動中にさっと斜め読みしていて、最後までしっかりと文章を読むことをしていません。

とくにスマホなどではそれが顕著です。

たくさんの情報とインスタ、ツイッター、FBなどのSNSが溢れる中、いろんな情報がどんどんスクロールされていきます。

その中でいかに自分の書いたものに目を止めてもらい興味を持ってもらうか、はとても大事なのです。

人がインターネット上で目にしたもので、自分に必要かどうかを判断するのに要する時間は3秒と言われている。そのため瞬間で目を引く必要がある。

さらに文章には「読まれない、気にしてもらえない、信用されない、○○されない」という壁があるので、それを超えて読んでもらえるようにする必要があります。

詳しくは読まれる文章を書く前のマインドセット

読み手としては結論が先に来ることで、記事に自分に必要なことが書いてあると判断でき、結論が先にあることによって内容の要点(主張)がつかみやすくなります。

おきさや

人によっては最後に結論を持っていくと、途中で飽きて疲れてしまいストレスを感じるのです。

結論が先にあるとストレスもあまり感じず、さらになんで?どうして?と興味を持ってもらうことで、最後まで読み進めてもらいやすくなります。

また書き手側も、結論(自分の伝えたいこと、主張)を明確にしているので、PREP法を使うとそこから論点がズレることがなくシンプルで分かりやすい文章を書くことができるんですね。

そのため、文章を書いていると自分でも何がいいたいのかよく分からなくなる、という方はこの書き方で書いてみてください。

ちなみにPREP法を使うのに向いているものは

・プレゼンテーション
・ビジネス文書
・自己PR
・スピーチ
 

などに使いやすいですので、この型を覚えていろいろな場所でどんどん応用させていくと、この人の話は分かりやすい!と言ってもらえるのでおススメです。

AIDMAの法則

AIDMAの法則とは、米国の著述家サミュエル・ローランド・ホールが消費者の購買活動における心理プロセスに注目して1920年代に提唱した法則です。

このAIDMAの法則は、人はどのような順番で行動をしていくかということを提唱しており、広告やマーケティングで使われる法則ですが、この法則を文章でも利用することで、分かりやすく、また人を動かしていける文章の型になります。

基本的にはセールスコピーに使いやすいですが、Webメディアの場合は、AIDの部分を使うと分かりやすい文章になるので、工夫して使ってみましょう。

AIDAMAとは以下の5つの単語の頭文字をとったものになります。

Attention(注目・気づく)

商品について認知し注目している段階。「知っている」「前に見たことがある」など。

文章でいうと、ここの段階で注目してもらう、興味を持ってもらう、読み手に自分になにか関係あるかもと思わせる部分です。

タイトルや記事のアイキャッチなどがこの役割に当たるので、文章のタイトルや画像選定は超重要な部分になります。

多くの人は、このタイトルや画像の部分で興味あるか自分に関係あるかを判断し読むかどうかを決めているので、好奇心をそそる内容を考えて手を抜かないようにしましょう。

Interrest(興味・関心)

商品に興味を感じ、期待を抱く段階で、「面白そう」「実物を見てみたい」という心理が働く段階です。

文章でいうと、読み手にとってより自分にとって必要なことが書いてあるのではないか、もっと読み進めたいなと思ってもらう部分に当たります。

この内容は私のために書いてくれている、必要なものがあると読み手の興味を引いていく部分ですね。

記事で言えば導入文(リード文)などにあたる部分。ここでいかにターゲットに刺ささる導入文を書けるかが大事

ここで興味を失うと、読み手は次を読み進めてくれなくなます。

ターゲットがどんなことを求めているか、知りたいと思っているかに沿ってその答えがここにあると思ってもらえるような導入文を書いていきましょう。

Desire(欲求)

商品の特徴を認識し、購入への欲求が芽生えていく段階。

ブログなどの文章で言うと、この部分が本文にあたります。

この部分に書くのは、読み手に「これいいな」「欲しいな」「やってみたい」と思わせるような内容です。

その物のスペックだったり、特徴・性質、または何かの知識、情報、方法などの具体的解決方法や使用方法などを伝えていき、それを知ることで読み手は信頼感や欲しいと思う欲求を高めます。

MEMORY(記憶)⇒MOTIVE(動機付け)

マーケティングで使うAIDMAのMはMEMORY(記憶)という意味で読み手に「欲しい」と思い出してもらう仕掛けを言います。

人はその場で欲しいと思っていても、時間が経つと忘れてしまいます。

何度か欲しいと思ってもらえるようにたびたびそれを思い出すような仕掛けをして、記憶に留めてもらうんですね。

ただ文章の場合はこのMはMOTIVE(動機づけ)の位置として考える。(ここの内容はセールスコピーなどで特に大事なので、記事などの場合はDesireと一緒に考えてOK)

動機付けとは、読み手が文章を読んでそれを欲しいと思った時、この内容がいいなと思った時、それが本当に正しい判断かを理論的に下せるように理由付けをするのです。

読み手は文章を読んで、それに対する欲求が深まったものの、自分が欲しいと思ったものが、いいと感じたことが本当に必要なものか、正しいものなのか不安に思っています。

なのでこの部分で、合理的な根拠、科学的根拠、専門家の意見、実績などをあげてあげると読み手は納得・安心し、行動しようと思えます。

ACTION(行動)

最後に読み手に行動してもらう部分です。

AIDMまでの流れがしっかりとできている文であれば、読み手はほとんどその「行動」をすることを決めています。

なので、ここではその行動がスムーズにできるように、しっかりとどこで、なにを、どうしたらいいかについて、明確な行動方法をあらためて伝えます。

文章では「まとめ」の部分として、今までの流れをおさらいしながら、最終的にどんなことをして欲しいのかを明記していく部分ですね。

ここをしっかりと明記していないと、せっかく「行動」することを決めていたのに、最終的に諦めてしまうなんてことにもなりかねません。

しっかりと読み手にどんな行動をとって欲しいのかを伝えましょう。

完全にこのAIDMAの型に当てはめるのは難しくても、この流れは人の購入心理に基づいているので、その流れに沿った記事を書くことで、読み手にしてほしい行動を自然と促していく文章を作ることができます。

まとめ

ノートと鉛筆

以上、読まれる文章を書くために、ライティング初心者が知っておくと便利な文章構成についてお伝えしました。

この2つ以外にもいろいろな型がありますが、この2つの型を覚えておくと、プレゼンや資料作成、講義の進め方、セールスなど、様々なことに応用出来て幅がとっても広がります。

文章は、自分の思うまま書きたいように書いてしまうと、読み手に伝わりにくく最後まで読んでもらえなかったり、伝えたい意図が伝わらなかったりすることがあります。

また自分の中で書きたいことがたくさんあって、あれもこれもと書いているうちに伝えたいテーマからどんどん逸れてしまいがちです。

そんな時、文章の構成をきちんと決めていなかったら、途中からの修正ができずに最初からやり直さないといけないことだってあります。

おきさや

そうならないためにも、読み手に伝わる文章構成を事前に組み立ててから書いていく事は大事です!

最初は難しくても、読み手の心理に沿った文章構成で書けば、必ず読み進めたくなるそして分かりやすい文章を書くことができるので、ぜひこの文章構成を覚えて使ってみてくださいね。

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